木材は人間の寿命とは比較にならない長い命があります。
右上の写真は、明治12年(2014年現在136年前)に建てられた民家の大黒柱です。
その日付だけでなく、自身の名を記したのには、大工棟梁の自負心と共に仕事にたいする強い責任感を感じます。
一定の環境の下で(家を支える材料として)長い年月をかけて自然乾燥されることで、木材がもつ癖がほとんど抜けています。
家を長年支えた材料は貴重な経験者です。
(応力の配分を知っているので、すべてに信頼できます。)
その家を支え守り続けてきた材料を、次世代に形を変えて使用することで、歴史を守り時代を継承することができるのです。
解体材で建てた住宅のお客様のお声をまとめさせてもらいました。
こだわりや思いを現実にしていく中で、沢山の温かいお言葉を胸に日々頑張っております。